本企画にあたって

　1998年の夏、文部省高エネルギー加速器研究機構の渡瀬芳行計算科学センター長とインターネットについて歓談する機会がありました。その際、物理とインターネットの話やティム・バーナーズリー博士のこと森田洋平博士のことを聞かされ、私たちが普段使い慣れているWWWの初期のころの話を初めて知った私は、言いようのない衝撃を受けるとともにあらためて科学のすばらしさに感激いたしました。

このホームページの中で森田博士も言っているように（インターネットが変えた社会　 　http://www.ibarakiken.gr.jp/www/morita/index.html）インターネットやWWWが世界に与えた影響ははかりしれません。 世界には、未だに戦争が行われている国々があります。そして飢えや難病に苦しむ人たちが世界中にいます。そうした地球規模の問題を解決しようとする動きがインターネットやホームページを利用して広まっています。 スイスのセルンという高エネルギー物理学の研究所から誕生したWWWが、わずか数年で、情報ばかりでなく世界中の人々の心をつなぐという重要な役割を担いつつあるのです。

日本の一般の方々に、WWWの開発された事情や日本から情報が最初に発信されたいきさつを知っていただき、インターネットを平和的に活用していただくために、また、教育等にもご利用していただくために本企画がたてられ、当組織のボランティアメンバーがホームページを作成いたしました。
国内には、WWWの普及や開発に貢献した方々がたくさんいます。この企画は、1999年9月30日までという期間を設けて実施しておりますが、今後日本の初期のWWWに貢献した方々や地域的に貢献している方々の情報を掲載していきたいと考えております。当方へのそうした情報やご意見をお寄せいただければ幸いです。

本ホームページを作成にあたって、ご協力いただいた文部省高エネルギー加速器研究機の森田洋平博士・渡瀬芳行博士をはじめとしたたたくさんの方々にこの場をおかりしてお礼申し上げます。